開高健・島地勝彦『水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負』

水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負 (集英社文庫)

水の上を歩く? 酒場でジョーク十番勝負 (集英社文庫)

ごぞんじ開高氏と、当時週刊プレイボーイの編集長島地氏とのジョークを交えた対談。
しんどい小説の間に読むと丁度いい軽さ。

あとがきに島地氏が、開高健の『珠玉』を絶賛しているが、
開高健の読者ならば、『珠玉』の一つ目と二つ目は、『ロマネ・コンティ1935年』の焼き直しであることが一発で分かる。
三つ目が何か別のものを書こうとしているのだな、と分かるくらい。