筒井康隆『虚航船団の逆襲』

これ一冊丸々『虚航船団』に対する評論に対する『逆襲』かと思えばさにあらず。
著者のエッセイ、書評、劇団の状況などを集めてその中に『逆襲』がある。
しかし著者は記号に感情移入せよとは難しい事をおっしゃる。
おれは『虚航船団』の文具船の連中は、コンパスならコンパス、消しゴムなら消しゴムがしゃべったり喚いたりしているんだろうなと、まんまのイメージで読んだけれど。
筒井康隆大一座の公演は、一回でいいから見たかった。