雨の日の安心感

雨である。
今帰宅せんとしている人はたまったもんじゃないだろうが、おれはボロいベッドに横たわって雨の音を楽しんでいる、
もし外に用があるなら雨は嫌だが、こうして屋根のある場所で雨音を聴くのはいいものだ。
何時からだろうか、雨が降ると安心するようになったのは、
雨は人を家に閉じ込めてくれるからだろうか、だから人の気配を知らなくていい。
やはりおれは人が駄目だ。