*開高健『夏の闇』

夏の闇 (新潮文庫)

夏の闇 (新潮文庫)

これを最後に読んだのは何時頃だろうか、
数年は経っている気がする。
当時は登場人物の「女」がやや鬱陶しかった。
しかし今読んで、「女」に何かいじらしい、共感するようなものを覚えるようになった。
石原慎太郎は、これを書いた後だともう書けないのではないですか、と開高氏に言ったそうだ。
だれもがそう感じると思う。