評価されない独楽鼠

犬的人間を晒すようで遺憾であるが、おれは雑用は誰よりも率先してやる。
仕事に使う道具の用意をしたり、
仕事の後始末を率先してやったり、
作業する物を持ってきてやったり、
独楽鼠のように働いている。
しかしこんなに雑用などをこなしているのにも関わらず、おれの評価はこういった雑用を全くせぬ人よりぐっと低い。
こんな人は日本中に一定数いるはずだと考える。
人の役に立っているはずなのに、その人からは有難うとも言われず、当然といわんばかりの態度で雑用による享受を受ける。
こんなことではいかんと思い立つ、

  • おれはもう犬のように雑用をせぬ。
  • 仕事の後始末?やったやつが片付けれ、
  • 作業する物を持って来い?手前の仕事だろうが、手前で持って来い!

といきり立つと、今度はおれの評価が下がるのだ。
雑用して評価は上がりはせぬが、やらないと下がる。
ああ、不愉快だ。
けっ。