さだやす圭『なんと孫六 74』

なんと孫六(74) (講談社コミックス月刊マガジン)

なんと孫六(74) (講談社コミックス月刊マガジン)

下らない自負だが、おれはこの『なんと孫六』を全巻持っている。
孫六を読んだのは小学生の頃だった気がする。
読んだ本は、今みたいに単行本ではなく、コンビニによく売っている、増刊号みたいな表紙のカバーが無い、ペラペラの本だった。
その時孫六は、ハワイで日米野球→喧嘩編(全無連抗争)あたりだったと思う。
おれはその内容にやられた。
主人公が豪快でかっこよく、そして何より、えげつない。
孫六といえば、やはり千・アレクセイ・皇明の顔面を二階から大根おろしのように摩り下ろしたシーンである。
あれは本当に凄かった。
そして数年前、まだ孫六は連載中であると知り、単行本を集めた。
プロ野球編が相当面白かった。
ジョーズのメンバーの個性が立っていた。
アメリカのマフィアと喧嘩しているが、これが終わったら、やはりWBCであろうか。