会話は濁流の如し

根っから一人ぼっち気質だと、休憩の時辛い。
会社とか工場とかならどっかに逃げればいいけれど、数えるほどしかいない従業員数だと辛い。
政治で新政権発足後100日をハネムーンといい、その間は一応チヤホヤしてくれるらしい。おれも職場に入った当初は少しチヤホヤされたが、今は地が出て空気と化す。
以前、会話に加わってみんと話を振った事がある。
見事に話の腰を折った。ポッキリ と。
天候の話の真っ最中なのにスーパーマーケットの話を振ってどうするおれ、
車の話の真っ最中なのに自分の散髪の話をしてどうするおれ、
気が利くようになった、というか何をするにも臆病になった、というか、今は会話の流れを見て、今は天候に関した話をすべきなのだな、車に関した話をすべきなのだな、と考えるようにはなった。
マ、無理庫裏会話に加わることもないんだろうけれど。
休日なんて二言と話さない日はざらですし、(一人暮らしをすると自然とこうなります)
ちなみに一人暮らし生活の ヤマ は、生活苦よりも人恋しさ寂しさだと思う。自分はこのまま一人ぼっちなのではないか、孤独のまま誰にも知られず死んでしまうのではないかという寂寞感が襲ってくる。
それを乗り越えると一人暮らしが止められなくなる。楽しゅうて。
何の話だっけ、
会話の話だった。